知っておきたい四国遍路まめ知識

四国八十八ヶ所の起源

四国八十八ヶ所の霊場は弘法大師が開かれた者で霊蹟全部が短期間にできたものではありません。若い頃から終業された集大成が88の霊場で、大師42歳の頃の事蹟が最も多いところから弘仁6年(815)に開かれたと伝えられています。 大師の開かれた88の霊場をめぐる四国遍路は伊予国温泉郡荏原村の長者衛門三郎が自分の非を悟り大師のあとを追って四国をまわったのがはじまりだといわれており、平安末期から南北朝の頃にかけて既に日本各地から四国を訪れていたことが霊場寺院に残っている落書きからも知ることが出来ます。

巡礼

巡礼、遍路は千年も前から、庶民のあこがれの旅である、現在の「旅行」の始点でもあります。一生のうちに一度は、と思いながら、都合によりなかなか数多い日程の遍路には出かけられないものでした。しかし、いまではいつでも、誰でもその気になればすぐに出かけかれる交通機関がございます。
当社では、各霊場めぐりを適切な交通機関等を利用し、親切、丁寧にご案内しております、「出かけてみたいけど1人では・・・」との思いで見合わせていた方も、安心してご参加下さい。
同じ目的を持つお仲間と共に札所をめぐるうちに、きっと温かい交流が生まれます。

八十八ヶ所参拝の作法

山門に入る前に一礼し、まず本堂に行きローソク・線香をあげ、白札(般若心経の写経)を奉納し、般若心経を唱える。
つぎに大師堂に行き、同じ事を繰り返す。
最後に山門を出るに、一札をして次の寺に向かう。

巡拝に必要な物

白衣
お遍路さんの正装。俗世を離れて心の清らかさを象徴する浄衣。
輪げさ
お坊様の法衣を簡素化した物で、寺参りのエチケットです。
金剛杖
弘法大師と同行二人で聖地を踏み、大師の御加護で無事に巡拝出来ると伝えられます。
念珠
お手持の物をお使い頂いても充分ですが、お参り用は普通尺二寸の物を使用します。
白札
本堂と師堂に奉納致します。

持っていると便利な物

特に山谷袋は巡拝中ハンドバックになりますし、前掛は白衣の上からすると腰がしまり気持ちの良い物です。
持鈴は、道中の安全を守る魔除けの役割をすると伝えられます。輪げさ止めは、輪げさがずれない用に首に止めます。経本は、般若心経本を持って下さい。

巡拝用品

金剛杖
お大師さまの分身として大切にし、巡拝には必需品です。
菅笠
お遍路の正装ではありますが、日除けのためには帽子でも結構です。
納め札
このお札に住所、氏名、年齢を表記し本堂、大師堂に納めます。
納札入れ
取り出しやすいようにしてある納札専用の入れ物です。
ずだ袋
お賽銭、経本、ロウソク、線香など小物を入れるのに便利です。
持鈴
鈴の音は煩悩を払いのけて、正常な心の活動を助ける響きといわれます。
白衣
お遍路さんの正装です。白装束で身を清めてお参り下さい。

納経

納経(御朱印)の用品は三種類あります。

納経軸
家宝として子孫に残していく物です。宗派により選んで下さい。
御朱印料……1ヶ寺・五〇〇円です。
納経帳
お遍路さん自身が来世の旅路に持参する物です。現世でどれだけ功徳をしたかの証といわれています。一度買われると、その納経帳を一生使用し重ねる印をしています。
御朱印料……1ヶ寺・三〇〇円です。
御朱印用白衣
納経帳と同じく来世の旅路に持参するものです。
御朱印料……1ヶ寺・二〇〇円です。

弘法大師ゆかりの四国霊場をめぐる巡拝は、老若男女を問わず、宗派をこえ多くの人々の篤い信仰心により、たとえ一人でも弘法大師と同行二人の二人連れの旅です。ひたすら御経を唱え、いちずに御加護を念じながら、あらゆる欲を捨て煩悩を転じて、想いをかなえる満願成就の旅となります事をお祈り申します。